テクノロジー

 私どもは、土系舗装材や全天候舗装材などのスポーツ舗装材に限らず、スポーツ施設の明日の在り方を考えながら、環境対応技術を含めた周辺技術を広い視野で眺め、先進的な技術の開発に努め、精進を重ねて参ります。



ソフトラバーフェンス


空気を蓄えた衝撃吸収システム

 

 「ソフトラバーフェンス」は厚さ140oの空気をたっぷりと蓄えた衝撃吸収層が特徴で、高い緩衝性能(衝撃吸収力)を発揮してフェンスへの激突から競技者を守ります。


 発泡ウレタンを丈夫なウレタン皮膜で覆った構造体と、これに閉じこめた空気の弾性があいまって高い衝撃吸収性能を発揮します。

ソフトラバーフェンス断面図● ソフトラバーフェンス断面

表層の軟質ウレタンフォームと連続気泡の波形ウレタン
フォームに蓄えた空気が、高い衝撃吸収性を発揮します。

緩衝性能試験
 

1、 試験方法

試験機関 東京工業大学大学院情報理工学研究科・三上研究室
試験方法 (財)製品安全協会SGマーク認定基準および基準確認方法「分類5スポーツ・レジャー用品」CPSA0103準拠。
各種の試験体に頭部・肘・膝のモデルを速度2m/秒、4m/秒で水平に衝突させ、人が衝突したときの状況を再現させて緩衝性能値を求めます。
試験体
試 験 体
厚 み
備   考
1、 ソフトラバーフェンス(タイプA
140 mm
ヤフードーム使用品
2、 従来型のフェンス
50 mm
 
3、コンクリート壁面
東京工業大学校舎壁面



 
2、試験状況
 
1、  写真右側の金属性架台に上記の各モデルを取り付けます。
東工大試験風景
2、  次に、所定の衝突速度が得られる高さから、振り子方式で自然落下させてコンクリートの壁面に張り付けた試験体に衝突させます。
3、  センサーからの情報を手前のコンピューターで処理して測定値を求めます。
 

 

3、衝突速度4m/秒の緩衝性能値。(値が小さいほど高い緩衝性を示します)

 

衝突モデル
頭部モデル
許 容 値
750以下
実測値
試験体 1
ソフトラバーフェンス
62.2
試験体 2
従来型のフェンス
234.6
試験体 3
コンクリート壁面
1518.3
 

 人体でもっとも大切な頭部への緩衝性能を、当試験法では最も厳しい4m/秒(時速14.4km)における衝突速度のデータで従来型のフェンスと比べました。
 従来型のフェンスも高い安全性で無事故を誇りますが、ソフトラバーフェンスは、これよりも約1/3.8低い値を示します。

 

施工例

 
ヤフードーム
ヤフードーム

 
横浜スタジアム
横浜スタジアム

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