テクノロジー

 私どもは、土系舗装材や全天候舗装材などのスポーツ舗装材に限らず、スポーツ施設の明日の在り方を考えながら、環境対応技術を含めた周辺技術を広い視野で眺め、先進的な技術の開発に努め、精進を重ねて参ります。



フィルクール/フィルクールW

夏季の熱中症から選手を守る遮熱トップコート「フィルクール/フィルクールW」

 

夏季には全天候舗装材の表面温度が70℃近くになり、これが熱中症の原因の一つになっています。
熱中症は、体温の調節機能を損なわせて体温が異常に上昇して意識不明を招き、時には死に至る恐ろしい症状です。

遮熱トップコート「フィルクール/フィルクールW」は、熱中症の発生原因を抑え、安全に競技に打ち込めることを目標に開発しました。

フィルクール/フィルクールWは、トップエースをはじめ既設の各種全天候舗装材の表面に塗布するだけで、舗装面の温度上昇を抑制し、競技者の安全と快適なプレーを実現します。
中でも、フィルクールWは室内での施工が可能なホルムアルデヒドやVOCの発生が実用上ゼロの環境対応型水系塗料です。

品 名

特 長

用 途

フィルクール

遮熱・抗菌・防カビ

屋外

フィルクールW

遮熱・抗菌・防カビ・防藻・ホルムアルデヒド、VOC対応品

屋外、屋内(F☆☆☆☆☆認定品)

特長
  1、太陽熱を反射して熱吸収を減らし、蓄熱を緩和して、舗装面の温度上昇を防ぎます。
  2、舗装面を含む競技施設全体の熱気の緩和はもとより、ヒートアイランド現象を和らげます。
  3、表面温度の上昇を抑え、競技者を熱中症から守ります。
  4、短距離スタートなど、舗装表面に手を触れた時の火傷の危険を減らします。

 

「フィルクール/フィルクールW」の遮熱メカニズム
 「フィルクール/フィルクールW」は太陽熱で上昇した舗装材の温度を下げるのではなく、図−1および図−2 であらわした遮熱メカニズムで表面の温度上昇を抑えます。

 @「フィルクール」に含む中空セラミックバルーンが熱伝導率を下げます。
 A中空セラミックバルーンと特製の顔料が太陽光を効果的に反射します。
 

図 - 1:遮熱メカニズム
図 - 1
: 遮熱メカニズム


図 - 2 : 太陽光エネルギーの波長別分布
図 - 2
: 太陽光エネルギーの波長別分布

 

  サーモグラフィーによる表面温度比較
 
サーモグラフィーの温度比較 1
サーモグラフィーの温度比較 2
ランプ照射によるサーモグラフィーの温度比較です。
中央の白線から左が「従来のトップコート」、右が「フィルクール」です。
「従来のトップコート」が60℃を越えているのに対し、「フィルクール」は46℃に達していない事が分かります。

 

「フィルクール/フィルクールW」の施工

従来の全天候舗装表面に吹き付けるだけで良く、簡単です。


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